古代からある内陸地の確認
母なる地イルピーニア
アペニン山脈のカンパーニア州の部分にあるイルピーニア(Irpinia)は古くから知られる地域で、比類のないワイン製造用ブドウ栽培の土地となっています。そこでは今も昔も、ブドウの樹が果樹、森林、オリーブ園、香草と同時に生育してきました。
この荒涼でありながら温暖である土地は、明確な個性と強烈な感覚が特色となっています。
プリニウス、コルメッラ、ストラボンのような作家の書にも既に記述が見られる、古代から知られる内陸地です。イルピーニアの地形は、山脈、丘陵、平野、河川が並び、多様性に富んだものとなっています。
山岳地帯の配置は気流の状況に影響を与え、十分な降雨量となり、多様で密集した植物というカンパーニア州とは違う微気候を作り出します。冬は短いですが、非常に寒くて雪が多く降ります。夏は長く、暑さは厳しくありません。
話題にしているのはカンパーニアではなく、イルピーニアです!





FeudiStudi
FEUDISTUDI の各ワイン
カンパーニア州のブドウ栽培は、古代以来の伝統を守ってきた民族の小さな歴史が積み重ねられてきたものです。山岳、渓谷、丘陵、記憶、文化で構成される一種のモザイクが、歴史の時間の流れの中で定着しました。一つの土地のワインは商品ではなく、人々の生活の物語です。ワインの原産地である丘陵を表現し、世代から世代へとワインを創作してきた人間たちの物語を語ります。
商業的妥協をせずにワイン醸造技術と熟成方法を選ぶというピエルパオロ・シルクの姿勢のもと、毎年、その年の収穫の特徴を基礎にして、自社所有の700箇所のブドウ園から最も表現力豊かなブドウ園が精選されます。FeudiStudi のワインは、そのような弊社のブドウ園の豊かさを語りたいという願いが形となって生まれたものです。そのため、毎年、ワインはそれぞれが個性を持ち、従来の販売経路には乗らない限定数生産となっています(約2000本のボトル数)。
弊社では最初、十七世紀の初期ボルドーワインの「再版」であるエクスクルーシブなワインを一つ選びました。そして、ワイナリーの代表的品種となっている2箇所のフィアーノ種ブドウ園でスタートし、その後 Greco や Aglianico という特殊な品種を栽培するブドウ園の所在もわかりました。
フェウディ・ディ・サン・グレゴリオが再発見し、純粋に醸造する前に消滅していた古代品種“シリカ”もまた、特別な注目を集めています。
ブドウの品種と呼称
FEUDISTUDI
を通じたイルピーニア
イルピーニア(Irpinia)は、南イタリアで最も面積が大きいカンパーニア州にあるアヴェッリーノ県の昔の呼び名です。
イルピーニアは農業の伝統が根付いた地帯の名称であり、赤の Taurasi や白の Fiano di Avellino、Greco di Tufo といったヨーロッパで最も独創的で長きにわたって存在してきたワインのいくつかが誕生する土地柄です。
イルピーニアは、地中海の緯度、山岳のブドウ栽培、涼しく雨が多い気候、スタイルと個性の上で「南部ワイン」のイメージとはかけ離れたワインの誕生など、多くの点で唯一無二のワイン産地となっています。
このような理由で、イルピーニアの優良ワインは、赤の Langa、Rodano、Bordeaux、白の Chablis、Loira、Rheingau、Wachau といった、明確に北部産とされる上質ワインに喩えられるのです。
イルピーニアは世界のワインの「次の大きな話題」です。
イルピーニアは、モザイクの小片、丘陵、クリュを一つ一つ並べて構成するパズルです。
イルピーニアは、大きな発見の旅です。FeudiStudi はその最新の GPS です。
Irpiniaのエリアをクリックすると、それぞれのワインが見つかります。


